なんとなくリービ英雄の著作一覧をamazonでつらつらと眺めていたら、未読であったこの本「バイリンガル・エキサイトメント」を発見し購入。
エッセイや講演記録を集めたものなので、割とサクッと読めるし、彼の著作(小説)を読んでいる人ならば、どの小説の何について言及されているかも思い出しながら読むことができる。
タイトルのバイリンガル・エキサイトメントに関連して、何人かの小説家の名前が上がっている。以前から彼の著作を通じて名前だけは知っていた多和田葉子。安倍工房、中上健次。そしてはじめて知った閻連科、温又柔、李良枝、莫言(後ろの二人は名前だけは聞いたことがあるけど)。今度読んでみようと思う。
しかし、外国語で小説を書くというのは一体どれくらいの才能と努力と年月が必要になるのだろう。僕などでは想像ができない。私小説が割と好きな僕にとってはリービ英雄の小説は好物の一つである。なんせ「最期の国境への旅」を読んで青森へ一人旅に出てしまったくらい。彼の小説を読むと旅をしたくなる。

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