銀座キヤノンギャラリーで開催されている熱田カメラマンの写真展「Ayrton」に行く。セナが死んでから30年も経ったのか、と時の流れの速さに驚くとともに、1994年のサンマリノグランプリ(イモラサーキット)当時のことを思い出す。
その日僕は、大学の友人のアパートの部屋で皆と麻雀をしていた。23時くらいだったかな、フジテレビのF1放送が始まる時刻になったのでTVをつけると、今宮さん、三宅アナウンサー、川井ちゃんが悲壮な顔をして並び、セナの事故を伝えていた。当然僕は麻雀どころではなく画面を食い入るように見つめ彼らの話に耳を傾ける。そして事故(クラッシュ)の映像が流れ、ヘリコプターからの上空映像では、コースアウトして壁に激突し跳ね返されてコース上に止まるセナが乗るFW16を映している。一瞬首が動いたように見えたがセナはコックピットから出て来ない。メディカルカーが現場に到着し、彼の体をコックピットから取り出しコース上に寝かせた後、何かの処置をしたのだろうか、真っ赤な鮮血がアスファルトにまるで絵の具をぶちまけたように拡がった。。
何せ30年前のことなので、上記の記憶がどこまで正しいかどうかは分からないけれど。
この年の鈴鹿の日本グランプリ(私にとって現地に行った最後の日本グランプリだと思う)では、大雨の中、ウィリアムズに乗るマンセルがすごい勢いでフェラーリのアレジを追いかけ回していたのを記憶している(でもたしか合計タイム?的にあまり意味がなかったような・・・)。
ギャラリーには熱田さんご本人も居られて、セナの写真集ではなく、PU時代のホンダの写真集「Champion」を購入し、サインと一緒に記念撮影していただいた(セナの写真集「Ayrton」は三万六千円と高価で断念)。
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