2007/06/16

2007/06/16

[PHOTO] 日録

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[PHOTO] 「荒木経惟 愛ノ花」

表参道へ行く用事があり、それを済ませた後にラットホールギャラリーにて開催されていた「荒木経惟 愛ノ花」を観に行く。モノクロームの花が壁面に額装もされず隙間なく並べられている。おそらくバライタではなくRCペーパでプリントされている(インクジェットじゃない、たぶん)。色を失なった花たちはなんとなく淫靡だ。

[PHOTO] 「和」

友人が三軒茶屋のCafe Bossaにて写真展(グループ展)を開催していてパーティに誘われたのでお邪魔する。グループ展ということで特にまとまりがある写真展ではなかったけれど、いろいろな人の写真を観るといろいろな考えが浮かんでくる。思考の遊びとしてはとても楽しい。パーティも老若男女パラエティに富んでいた楽しい一夜だった。

しかしここ最近週末はいつも午前様だ。そろそろ崩壊するかも…。

[BOOK] 覇権か、生存か

チョムスキーの著作。「アメリカの世界戦略と人類の未来」というサブタイトルがつけられている。近現代におけるアメリカの外交戦略がいかに(ヒューマニズム的見地からみて)欺瞞に満ちたものであるかをしつこいくらい1数多の具体例を挙げて説明している。基本的にメディア・コントロールなどに代表される9・11以降の彼の一連の著作の流れをくんでいる。

それでも僕は単純な反米には傾かない。アメリカという国はあらゆる分野で”幅”のある国だと思う。国内政治、外交においてもこのことはあてはまると思う。ピューリタンというかプロテスタンティズムの影響を受けた自由主義っぽいところもあれば、冷徹に自らの利益のみを追求する姿勢もある。ただ一つ思うのはアメリカと対立する勢力(国家、グループ)どちらか一方にくみせざる負えないような二者択一な運命におかれたならば、私はアメリカへくみするだろうなということだ。これは、もちろんアメリカの圧倒的な軍事力を考えれば痛い目にあいたくないということもあるけれど、それだけではなくて例えば「どちらが精神的自由でいられるかと考えると」という基準においてそう断言できる。この本でも、

(P.313)
アメリカという国は珍しいことに、政権上層部の政策立案文書にアクセスでき
る点で、恐らく匹敵するもののないレベルに逹しており、これはアメリカの民
主主義の重要な功績と言える。

と著者も認めているし、このような本が出版できる「出版の自由」が存在するのもアメリカだ。


差歯入れ替えのため仮歯だった前歯がやっと新調された差歯にかわった。


  1. 読んでいて飽きてくるくらい、本当に。↩︎

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