2007/02/25

2007/02/25

[BOOK] 絶版写真集4冊

今や手に入れることが難しいロバート・フランク(Robert Frank)の「The Americans」、「Moving Out」と中平 卓馬の「来たるべき言葉のために」と「histeric six 中平卓馬」を東京都写真美術館の図書館に行き読んだ。

「The Americans」では、「路上」で有名なビートニク作家であるジャック・ケルアック(Jack Kerouac)が紹介文を書いていて、写真の撮られたその時代を感じることができる。写真の一枚一枚を丁寧に眺めていると、いろいろなイメージが湧いてくる。素直に欲しい。「Moving Out」の方はロバート・フランクのレトロスペクティブな内容の写真集でロバートファンなら欲しくなるだろう。

中平の写真集、「histeric six 中平卓馬」は近年の彼の撮影スタイルで撮られている(2002年)。カラー写真の鶏、鳩、植物、ホームレスの寝姿…、それらがあるがままの形で切りとられている。一方「来たるべき言葉のために」は、いわゆる彼の<ブレボケ>時代の写真集である。後に彼はこれら写真を否定していたと記憶しているが、作者がどう言おうと私には良いと感じる。個々の写真は不鮮明であるため、観ている者には一体何が写されているかのわからない。そのため被写体の正体を確かめようと写真を凝視する。すると不思議なことに、我が身の中から言葉にならないイメージの’意味’が湧き上がるような湧き上がらないような奇妙な焦燥を伴うドライブ感に襲われた。今すぐにでも街へ出で、写真を撮りに行かねばならないような…。

2007/02/24

2007/02/24

[PHOTO] 日録

アパート(場所不明)

今日は天気が良かったが風もあり、久しぶりに寒い一日だった。

(上の写真とは全く関係がないが)最近は花粉も舞っているようで、街でも花粉症対策だと思われる大型のマスクをしている人が目立ってきている。そのため街中でのポートレイト撮影がとてもやりにくい。「撮りたい!」と思った人がマスクをしていて、声をかけることすらできず残念な思いをすることが多い。花粉症の人に「マスクとって撮影させて下さい。」なんて、一方的にこちら側の事情である撮影で言えないしね。春が近くなり、陽がのびて撮影可能な時間が長くなるのはうれしいのだけれど全く痛し痒しだ。

パナソニックのストロボ PE-20S

ニューマミヤ6用に購入