[BOOK] 実存主義とは何か
この本で実存主義が非常にわかり易く説明されていると勧められたため、読んでみた。確かに実存主義をペーパーナイフの例などでサルトル自らが説明していて、なんとなく定義っぽいものは理解できたつもりになる。結局のところ実存主義とは「自己(による)決定(or 選択)」を重視した哲学とでも言えば良いのかな?
しかし、なぜ他の事物と異なり、人間のみが本質より’実存’が先行するのだうか?
サルトル本人は無神論者だと言明していたようだが、’神’が’神’自身に似せて人間というものを創造したというバイブル的立場にのっとれば、「人間というものを実存が先行するように、(キリスト教的な)’神’が創造したのだ」ということを主張しても実存主義とは矛盾しないような気もする(ほんと?)。
つまり’神’自身も実存が先にくる?? となると、神も神自身の選択によって神をつくりあげた…のか?、うーんうーん。
P.S. もうちょっと読み返してみたら、“実存主義について-批判にこたえる”の章に「無神論(の表明)は絶対に必要なことではない」という主張がなされたいた。
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