2022/07/23

写真はわからない 撮る・読む・伝えるー「体験的」写真論


小林紀晴著「写真はわからない 撮る・読む・伝えるー「体験的」写真論」を読了。20年ぶりくらいに彼の著作を読んだが、とても納得の内容だった。

よい写真は

  • 新鮮であること
  • 多くの人によって未知のイメージであること
  • 新たな価値観の提示であること(私が世界をどう見ているか、どう見えているか)

この三つが備わっていると言明している。また村上龍の言葉を引用しつつフォトグラファーになるための条件として「写真より興味があるものを持つ者」としている(山岳写真家の登山等)。


また、Alex Sothも似たようなことを言っていたと思うが、小林も作品を完成させる過程で必ずキーワードとなる言葉が必要で、言葉=コンセプトとなり写真が撮り貯まり、最終的にそれをどうまとめるか・編集する段階でも言葉が必要となると。

0 件のコメント: