2007/04/15

2007/04/15

[BOOK] 共産主義者宣言

いわゆるカール・マルクスの「共産党宣言」の新訳。新訳といっても1993年初版だから今から10年以上も前であるけれど、いわゆる東側国家の崩壊後に新たに訳されてものであるからしてちょっと酔狂だ。

「資本論」などと違って我々一般の人間にも読みやすいが、根本のところでの疑問が終始つきまとっていた。それは、プロレタリア独裁の暁にはマルクスに代表される知識人たちもきちんと”労働”の義務を負うつもりだったのだろうか?ということだ。思索して著作し、議論するだけで’労働’もせずといった無為徒食の輩はやはりブルジョア的だろうに。

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