2007/04/07

2007/04/07

[PHOTO] 日録

目黒

[PHOTO] 「なぜ、他ならぬ横浜図鑑か!!」

英文タイトル “Why an Illustrated Yokohama Dictionary?” と題された、中平卓馬の個展が本日から清澄白河のシューゴアーツで開催されているので観に行く。

入口ではスライドショーが上映されている。そして奥の部屋ではパネルに張られた10点ほどの彼の写真が展示されている。寝姿のホームレス、猫、木々…いつもの縦位置2枚を組にしたものだ。その他に10点程度の作品がピンで直接壁に張られている(この部分は個展開催中に何度も張り替えられる予定らしい)。

ギャラリーを訪れた時間が丁度オープニングパーティの時間だった。そのため私でも名前を知っている写真家の顔もちらほら1。その他にも「カメラになった男 - 写真家 中平卓馬」の監督である小原氏もおり、「かの映画を3回ほど観ました。」と言うと、「どうでしたか?」と聞かれ、「観るたびに新しい発見があります。」と伝える。彼自身も観るたびに新しい発見があるとこのこと。その他に次回作についてなども伺った。2

邂逅

さて肝心の中平卓馬だが、時折自分の作品の前で作品を指さし、大きく円を描くように腕を回しながら、確信に満ちた表情で大きくうなずいている。

話したい、聞きたいことはたくさんあるはずなのだが言葉がでない。やっとホームレスの寝姿の写真の前で

「(被写体に撮影を)気付かれたことないのですか?」
「ないねぇ。」

となんだかしまらない会話をしただけで私の初めての’生’中平卓馬体験は終った。

[MOVIE] パビリオン山椒魚

近所の目黒シネマのレイトショーで上映していた。ちょっぴり香椎由宇ファンの私は観てみることにした。3

感想は…、というと意味不明な写真はいくらでも眺めることができる私でも映画となると…、うーんという感じだった。ジェットコースタームービーと謳ってはいるものの、やはり映画館の席に座らされて見せられている以上ついていけないと単なる苦痛になってしまう。特に後半は展開の意味がわからなかった。


  1. 高梨豊、ホンマタカシ、金村修の各氏など。↩︎

  2. それと、是非DVD化してくださいとお願いした。↩︎

  3. 封切り館でもなくレイトショーだったので安いこともあった。↩︎

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