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2017にはすでに日本の女性の3人に1人は65歳以上となっていることには驚いた。
今まで東京のような大都市は地方から若者が流入することで出生率の低さをカバーしてきたが、地方は送り出す若者がもういない。となると、大都市の(もと)若者の高齢化が都市の急速な高齢化を引き起こしているということも納得できる。
本書前半に人口減少カレンダーとして2115年までの人口減少に関連するトピックが記載されているが、その内容は結構衝撃的である。日本は人口減少が進む一方、世界は人口増加が続きその結果としての食糧争奪戦に2050年頃日本も巻き込まれるかもしれないとは恐ろしい。
後半では、前半で示した最悪ケースを乗り越えるにはどうすればよいか、著者の提言が載っているが、なかなか妙案は無さそうである。
合計特殊出生率(1人の女性が生涯に出産する子供の推計値)は2015年は1.45まで下がっている。人口増加するには3以上が必要だが、奇跡が起きて3以上になったとしてもすでにこれまでの少子化の影響で母親になれる女性(女子)の数が減ってしまっているので少子高齢化が止まらない・・・
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