[PHOTO] コレクション展「旅」第2部「異郷へ 写真家たちのセンチメンタル・ジャーニー」
コレクション展「旅」第1部に続き、9月23日まで第2部が開催されている。第2部は、内藤正敏、秋山亮二、土田ヒロミ、牛腸茂雄、荒木経惟、森山大道、須田一政、柳沢信、北井一夫といった日本の写真家の主に60-70年代に撮影された「旅」の写真が展示されていた。有名な写真家の写真ばかりなので、写真集を所有していたり、どこかで見たりしたものが多いが、プリントされ一枚一枚展示されているものを観るのは、印刷され製本されたページの写真を観るのとはまた違って、焼きこみの後などもくっきりわかり、写真家のプリントの作法と意図がわかって面白い。ちなみに展示されていた写真全てがモノクロである。写真の多くは、「都会」に居る者が、「田舎」でしか見ることのできない習俗・風景の珍しさを、非日常の「異郷」として強調するかのように、これぞとばかりに撮っている(or そういう写真だけがセレクトされ展示されている)が、牛腸、荒木などの写真家の写真は、「旅」といっても、(現代人たる)僕自身にとっても日常性を感じられるものだった。
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