2009/08/29

2009/08/29

[BOOK] 世界のすべての七月

ティム・オブライエン(Tim O’Brien)の「JULY, JULY」の村上春樹による訳書。1969年にミネソタの大学を卒業した卒業生達の30年ぶりの同窓会の様子と、当時の彼らの物語が交互に語られていく群像劇である。この年代に若者だった人々のある種典型的な人生の歩みを綴った中年青春物語(?)だと感じた。全くジェネレーションの違う僕からすると、この年代を若者として過ごした人たちに対して、自分達だけが特別な時代を経てきているという感じが少々鼻持ちならないのだけれど、誰か映画にしたらそれなりに面白いと思う。

僕の年代でいったら30年後のリアリティ・バイツか。

0 件のコメント: