同性婚
大統領には初の”黒人”大統領バラク・オバマが当選した。カリフォルニアでもオバマが圧倒的な支持を受けた結果となった。日本では大統領選の行方のみに注目が集まったが、選挙日には大統領選の投票だけでなく州の議員選挙や州民投票なども同時に行われた。州民投票はいくつかの議題があったが、そのうちのいわゆるProp.8と呼ばれる同性での結婚の権利を認めないとする投票は、事前に反対・賛成グループによってTV CMが流されていたりして熱い話題となっていた。
結果としては、Prop.8は大統領選の結果ほど圧倒的な差ではないが可決され、同性での結婚の権利は認められないことになった。つまり、カリフォルニアの人々の総意としては、黒人の大統領は認めるがゲイの人々には異性が好きな人々と同様の権利を与えないという結論となった。つまり、黒人を大統領に推す程度にはリベラルだけれど、同性での結婚を認めるほどはにはラディカルではないということなのだろうか? CNNの記事の中でのあるカリフォルニアの人の意見
"They wanted change for the country but weren't going to change their religion."
あたりが多くの人の意見を代表しているような気がする。肌の色の違いに対する宗教的な禁忌はないが、結婚に関しては聖書によって異性との間でなされるものとされているから同性での結婚は許すべきでないということだろうか。また、黒人の間でもProp.8には反対している記事がLA TIMESに掲載されている。社会的に差別されてきた者がその社会の中で定着し溶け込んでいこうと努力する場合、えてしてその社会の一番保守的なモラルを持つ(目指す)ような傾向があるようにも感じるがどうだろう。もちろん、この結果に対して反対し、同性での結婚を求めるグループ・サポートするグループのデモがwestwoodやlong beachで行われたように、まだまだ色々論争は続いていくのだろう。同性婚を解禁したサンフランシスコなどは今後は(州憲法が改正されない限り)また同性婚ができなくなるのだろう。今まで結婚してしまった人々はどうなるのだろうか?オバマに関して言えば、肌の色云々の前に学歴などだけではなくその立ち振る舞いや言動などもとてもスマートだと感じるし、前任者よりはよっぽどしっかりしていると感じるので、はっきり言えば肌などは関係ないだろうけど。なんかとりとめもない文章になってしまった。日本だったらどうなるのだろう。
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