2006/07/24

2006/07/24

[PHOTO] 日録

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[BOOK] 暗黒のメルヘン

私は日頃、澁澤龍彦の幻想怪奇世界に憧れを持っているのがけれど、どうも彼の文章(及び彼が選んだ作品)がすうっと体に入っていかない。この本で彼が選んだ作品群もやはりすうっとはいかず、無理やり胃の中に流し込んだ感が否めず、唯一この中の「山桜」(石川淳)だけが私の体質になじんだように思う。この「山桜」は「羅生門」などの芥川作品の趣きが感じられたのは単なる気のせいか。(今昔物語にでも原典があったりして。)

「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。」

という、SubjectのSPAMが来ていて思わず吹きだす。(内容は、まあいつもの出会い系っぽいもので平凡だった。)

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