[PHOTO] 日録
[BOOK] 暗黒のメルヘン
私は日頃、澁澤龍彦の幻想怪奇世界に憧れを持っているのがけれど、どうも彼の文章(及び彼が選んだ作品)がすうっと体に入っていかない。この本で彼が選んだ作品群もやはりすうっとはいかず、無理やり胃の中に流し込んだ感が否めず、唯一この中の「山桜」(石川淳)だけが私の体質になじんだように思う。この「山桜」は「羅生門」などの芥川作品の趣きが感じられたのは単なる気のせいか。(今昔物語にでも原典があったりして。)
「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。」
という、SubjectのSPAMが来ていて思わず吹きだす。(内容は、まあいつもの出会い系っぽいもので平凡だった。)
0 件のコメント:
コメントを投稿