2006/07/17

2006/07/17

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ambulance

[BOOK] 空中庭園

周囲に大型ショッピングセンターしかないような地域の団地に住む一見幸せを絵にかいたような家族それぞの心の奥底に潜む暗闇を丁寧に描いている秀作。

ひとつひとつの出来事が登場人物それぞれによって異る描き方をされていて思わず引きこまれる。

(濃密な人間関係がある)田舎でもなく、いわゆる新興住宅地に住むサバービアの生活というものは、一種の閉鎖空間のようなものであるだろう。

それゆえ都会の人々の闇とはまた違った闇があるのだろう。

[BOOK] 書を捨てよ、町へ出よう

人間、歳を重ねるごとに中庸が楽だと身に染みて理解してくるものだが、それゆえ平均化され、自分の現実の姿に目を背けるためだけに防衛機制を働かせ、現実は本来の自分の(望む)姿でないと夢想するだけの人間にはなりたくない - そういう人には彼のいうところの一点XX主義は有効だろう。

「一粒の向日葵の種子まきしのみに荒野をわれの処女地と呼びき」(寺山修司)

[BOOK] センチメンタルな旅 冬の旅

言葉だけでは描けない何かがあり、写真だけでは書きつくせない何かがある。

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