2024/11/09

セザンヌの構図

 


先日読んだ原田裕規の「とるにたらない美術 ラッセン、心霊写真、レンダリング・ポルノ 」の中で取り上げられていて、興味を覚えたが絶版本で、北区の中央図書館にはなく、赤羽図書館に蔵書されていたので、取り寄せてもらって読んで(眺めて)みた。

セザンヌの絵画の構成について、作者の主観も多分に含みつつ、その構成要素や視線の動線などに分解して解説している。よく言われる多視点の話なども取り上げられている。また、遠近法を超えた遠方の構成要素の強調の仕方など ー その手法は何となく超望遠レンズで撮影され圧縮効果と似ている ー。

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