2016/12/25

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー


スターウォーズの新作を観てきた。ちょうど一年前にみた「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でMX4Dが良かったので、今回もMX4D版を鑑賞(映画館は違うが)した。

エピソード3と4を繋ぐ作品とはいえ、サイドストーリのためか個人的にはいまいち盛り上がれなかった。後半~最後で観客にカタルシスを呼び起こすためか、物語の前半にさまざまな小ストーリを盛り込んでいるが、逆にそれが物語の浅さを感じさせてしまっている。ただし、後半の戦闘シーンは文句なしに大迫力だったし、余計な物語などいらなかったのでないかとも思う。どうせ、エピソード4につなげるためには、ほぼ全滅にならざるを得ないのだし。余計なストーリを組まずに、もっと豪快で単純明快なチャンバラ映画でもよかったのではないかな。

はやく、エピソード8を観たい。

2016/12/18

ゴッホとゴーギャン展


東京都美術館で開催されている「ゴッホとゴーギャン展」に行ってきた。最終日ということもあって、チケット売り場は長蛇の列、見学は30分待ちといった状態で大盛況だった。

なぜこの二人が組み合わされた展覧会なのか?というのを訪れるまで知らなかったが、二人は2か月ほどアレルで共同生活を送ったのだそう。

(時期にもよるが)派手な色使いと太い輪郭のゴッホ、一方彩度低めでマットなゴーギャンと絵はとても対照的だ。僕はどちらかというと「明るい」ゴッホよりもゴーギャンの方が好みだけれど、なぜか一番印象に残ったのは、ゴッホの絵の隣に掛けられていたミレーの鵞鳥番の少女というオチだった。

2016/12/11

64 ロクヨン


少し前に機内で映画(前編・後編)を観た時、内容もとても面白く、原作とはエンディングが違うということだったので、原作の方も読んでみた。

原作の方は、映画の時はあまり気にならなかったけれど、話が展開するまでが少し長いと感じられた。映画を見た後ということもあって、話の流れを知っていたということもあるかもしれない。

エンディングの方は、たしかに少し違っていた。原作の方が少し早目に終わるが、映画の方はもう少し話が進むというくらいの違いで、ストーリに大きな差は感じなかった。いずれにせよ、原作も映画も面白い。

2016/12/04

2016/12/03

2016/11/23

Robert Frank: Books and Films 1947-2016 in Tokyo



東京藝術大学の美術館で開催されている「Robert Frank: Books and Films 1947-2016 in Tokyo」に行ってきた。

会期終了前に展示会カタログが売り切れになるくらいなので混雑している予感はあったが、入館するのに30分くらい並んだ。ただ入場を規制したおかげで中はゆっくり見るくらいの余裕があった。

見慣れた彼の写真であるが、展示も面白く楽しめた。(写真なので当たり前だろうと言われそうだが、彼の写真は”止まった”印象が強調されて感じるのだが私だけだろうか。)

2016/11/19

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜


いよいよモビルスーツ(の初期型)が登場。ファーストガンダムと違って、ジオンのモビルスーツ(ザクのプロトタイプ?)がガンキャノンの初期型に対して圧倒的に強い。やはりモビルスーツ戦にシーンが出てくるとわくわくしてくる。

しかし登場人物、シャアもアムロもだいぶ筋骨逞しい。フラウボウは声優の方がオリジナルとは違うので違和感があった。声も喋り方もおせっかい焼きだけれど、ちょっと遠慮がちな感じだったオリジナルとは違いもっとキャピキャピしているというか。

次回は来年秋だそうだが、いよいよ一年戦争ルウム戦役。

2016/11/03

日録


写真新世紀 東京展 2016

毎年この時期に開催される「写真新世紀」展を東京都写真美術館で見てきた。どれもそれぞれアイディアなり、技術なり、感性なりについてすばらしさを感じるけれども、個人的には今回優秀賞の作品の中に印象的なものはなかった。

しかしながら、佳作の中でも牧ヒデアキさんの「スケールと幻想」はなかなか面白かった。小さな人型の模型を写真の中に配置して撮影することで、本来の人間の大きさからすればはるかに小さい物が、現実のスケール感を喪失して、まるで人間よりも大きい物に見えてくる。

杉本博司 ロスト・ヒューマン


東京都写真美術館で開催されている「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展に行ってきた。

2Fと3Fで展示が分けられており、3Fでの展示は写真展というよりコンセプト展示といったもの。人類崩壊のさまざまなシナリオをもとに展示が行われていた。それぞれの展示はストーリーはシリアスであるはずだが、子供と一緒に見ていたということもあり、あまり深刻に考えるというよりも、なんだか滑稽で楽しんで見てしまった。2Fの展示は彼の従来からの流れ?である大判写真によるモノクロプリント。

2016/10/30

ピカソになりきった男


ピカソ、ダリ、・・・アート市場で高値でやりとりされる画家の贋作を作っていた男の自伝のようなもの。結局アート市場では、高値で取引できる商品を作って行くことだけが市場を取り巻くディーラーの興味ではないかと感じる。例え贋作でも、いったん鑑定家に本物であるとお墨付き(証明書)をもらえば、それは「本物」となり高値で取引される。そういった言わば、商業主義というよりもペテン師の集まりがアート市場であるとの印象を受けた。
本人は、その作家の「作品」を作成しているときは本人になりきり、己を消失しているといった境地は興味を引く。しかし結局物事はエスカレートし最後は逮捕・有罪に至ってしまった。

2016/10/23

日録


天の血脈


安彦良知の漫画。虹色のトロツキーと同じように、最終巻である8巻の終わり方があまりにも唐突すぎる。内容的には、明治の韓国併合前の話と古代の話が入り混じって進行していたが、話はまだまだ続けられそうなところでいきなり終わらせた感じを強く受けた。打ち切りだったのだろうか。

2016/10/16

2016/10/02

音楽の基礎



今更ながら、音楽理論(規則)をきちんと知りたくてこの本を手に取った。
が、「音楽の基礎を一般向けに解説した」とある割には、広く浅く網羅的に記述されているせいか、頑張って最後まで読んだけれども、ちっともわかった気がしない。もう少し優しくものか一部(たとえば、音階だけ)に絞ったものを探してリベンジの必要性を感じた。

2016/09/25

世界報道写真展2016



新装なった東京都写真美術館世界報道写真展2016を観に行ってきた。
シリア内戦、シリア難民のテーマが多かったように思う。一方毎年希望やほっとするような写真も印象に残っていたように思うが、今年はそこまでほっとさせるような作品には出会えなかった。

2016/09/19

日録


虹色のトロツキー


安彦良知の漫画。戦前満州を舞台にしたフィクションでストーリーも勢いがあり、ぐいぐいと引き込まれた。が、最終巻である7巻目の唐突な終わり方はいったい何だったのだろう。この作品は途中で打ち切りにでもなったのだろうか。

ナンバーセンス ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方



「ヤバい統計学」を読んで面白かったので、続編?である本書も購入して読んでみた。
以下引用:

無料は過剰消費を招く。
因果関係を無視するモデルは、物理化学の世界ではモデルとして認められることはない。

2016/09/03

ヤバい統計学


統計学の学習本とかではなく、統計がからむような社会の出来事を述べた本で、単純に読み物として面白かった。タイトルが「ヤバい」とついているが、ヤバい経済学とは関係ない。

2016/08/29

2016/08/16

ペット(THE SECRET LIFE OF PETS)


映画「ペット」(THE SECRET LIFE OF PETS)を見てきた。ストーリーはよくある友情と冒険といった趣きだったので、安心して鑑賞できる。ふつうに楽しめた(特に何かが残る映画ではないけれど)。同時上映しているミニオンズの短編コメディもなかなか。

2016/08/15

魔法の美術館 - 光と影のイリュージョン -



東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されている「魔法の美術館」展で、夏休み特別企画「ふぁみりー★で★とーく・あーと」と題したガイド・体験ツアーがあったので参加してきた。体験型の美術の展示が主で、体を動かしてのアート体験は体でアートを理解するといった感じで、普段の絵を見る時のように、目と頭だけでの鑑賞とは違った体験でとても面白かった。

展覧会の公式URLはこちら

2016/08/14

2016/08/06

GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展


松屋銀座で開催されているGUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展に行ってきた。漫画の原画や映画の設定資料、アニメ原画、絵コンテなどが主な展示物。ほとんどが既存のものの展示ということもあって、大人800円(前売り600円)は少し高いなあと感じる。ただ、アニメ原画などをみるととても迫力を感じる。また、絵コンテを見るとこれを動く絵にしていく作業の大変さを想像して作業者の苦労が毎回しのばれる。

2016/07/30

大妖怪展


江戸東京博物館で開催されている大妖怪展へ行った。国宝、重文の作品が生で見れたのは本当に良かった。平安末期~鎌倉時代、室町時代の作品が残っているなんてなんだかロマンを感じる。とても混んでいたけれど・・・。

しかし、妖怪展なんだけれど、幽霊もたくさんいました。いろいろな作品が展示されているので、非常に見応えはあったのだけれど、ここまで一覧できると(作者による)上手い下手がよくわかって面白い。

超ヤバい経済学



ヤバい経済学の続編。こちらも読み物として普通に楽しめた。


ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する


ヤバイ・・という意味があまり理解できなかったけれど、読み物としてはさまざまな興味深い説が述べられていて面白く読めた。統計だとかの細かい検証が本文に載っているわけではないので、普通に読む分には単純に面白い読み物。

2016/07/23

ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」



初めてのポケモンかつ初めてのポケモン映画体験。うーん、ストーリー的にも子供向けなんですかね。

2016/07/19

2016/07/17

ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える



以下、引用。

ビッグデータには数々のメリットがある。人間性抹殺の兵器になってしまうのは、欠陥があるからだ。それもビッグデータ自体の欠陥ではなく、ビッグデータによる予測結果の使い方の欠陥である。予測された行為について実行前に責任を負わせることからして大問題だが、とりわけ、相関関係に基づくビッグデータ予測を使っていながら、個人の責任については因果的な判断を下している。問題の核心はここにある。
因果を調べずに、相関だけの世界になっていくことに社会がどう対処していくのか。(極端な話をすれば、裁判で相関だけで判決が下せるのか?など。)このあたりは、時間によって社会を構成している人々の意識がどう変わっていくかを見守りたい。
また、本書はビッグデータにまつわるプライバシー保護の話については、作者が述べるように、データを使う側の利用者責任制がふさわしいと思う。また、データ保存期限の設定を法的な仕組みなどにより担保する考え方も必要だと思う。

2016/07/05

データの見えざる手


筆者のウェアラブルセンサーによるデータ解析についての研究述べられている。今流行のビッグデータに関するテーマなのだがそれをかなり前から遂行していたのは先見の明があったのだろう。
読んでいて思ったのは、本では非常に理路整然と判明した知見を語っているが、恐らくその裏で長い間様々な試行錯誤があったのだろうなということ。
僕も何か自分自身のデータを取って分析してみたくなった。

2016/07/02

Life!



見たいと思っていたけれど、やっと観ることができた。ベン・スティラーの作品だけれど、いわゆるコメディではないがよいドラマだった(ただし、ところどころ彼らしいギャグもある)。ドラマだけでなく、背景となる映像や音楽も素晴らしい。

2016/06/26

日録


機動戦士ガンダムUC 11不死鳥狩り


これも少し前に読んだ本。UCシリーズの最新刊がでると知って購入した。
話としては、本編そのものの続きではない。前日譚。

メカニックデザイナーの仕事論


これまた少し前に読んだ本。少し前に開催された大河原邦男展に連動?して出版されたものかしら。件の展覧会にも行ってきたけれど、昨今のなんだか細い体のロボットより大河原デザインの重量感のあるデザインの方が好きです。


(2015/08/23 撮影)

宇宙の戦士


これも少し前に読んだ本。
モビルスーツのネタ元としてあまりにも有名な本。読むとわかるが、ガンダム世界でいったら、ザクなどの巨大ロボット兵器というより、ノーマルスーツ(宇宙服)に近いイメージだと思った。