[PHOTO] 日録
古代ローマ帝国の遺産 -栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ -
国立西洋美術館で開催されている掲題の展覧会を観てきた。古代ローマの神々・皇帝の像、装飾品など色々なものが展示されていたが、これらの像は他で観たり写真で観たことのあるものと具体的にどう違って特色があるのかは素人にははっきり言ってよくわからない。それらよりも2つほど素晴らしいく思えたものがあった。1つは、ローマの都市を支えた水道設備のバルブ。今日我々が使っているようなものと全く同じ構造に見えて、非常に興味深かった。2つ目はポンペイ近郊で発掘された別荘(農場施設?)の壁一面に飾られていたフレスコ画やモザイク。それらはとても美しく、当時の上流階級の豊かな生活が偲ばれるものだった。しかも、異世界の美しさというよりも現代に通じる瀟洒な美しさであり、もし南北戦争時代の米国南部の農場主の館であると言われたら信じてしまうような、断続ではなく近代にも繋がっているような美しさだった。それだけ、後代の西洋文明は未だローマの影響を受けているということか。
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