2008/07/03

2008/07/03

[BOOK] 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊

富士通が先駆けとなって他の企業にも導入された「成果主義」が、結局は単なる給与総額の抑制などのための目的で、「成果主義」など単なる建前に過ぎないものであったがよくわかる。同じようなお題目を唱えた制度を導入している企業に務めている人ならばうなずける点も多々あるであろう。また、成果主義以外に関しても匿名が保証されているはずの社内掲示板の投稿者が実は誰であるか全て人事部に筒抜けであったことなどの話を読むと暗澹たる気持ちになる。似たような制度の会社に務めている人は興味を引く一冊だろう。

あと結局組織を回していくための力とは人事(とこの本では述べられていないが、予算)を握ることなんだということが実感させられる。

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