2026/05/02

東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展 / 100th Anniversary of the Tokyo Metropolitan Art Museum ANDREW WYETH Boundaries or Windows

 

東京都美術館で始まった「アンドリュー・ワイエス展」に行ってきた。GWの狭間の平日かつ雨が結構降っていたので、すいているかな?と思って行ったが、残念、結構混んでいた(高校生?が多くいたので、校外学習とかできていたのかしら)。

具象画は良い。ワイエスの絵は水彩かテンペラ。どちらかというとテンペラ絵の方が緻密でよかった。どの絵も基本的には、彩度が抑えられ、明るい色は使われない。また、室内であれば窓や扉からの光、屋外であれば日の当たる場所、それら以外の場所との明暗が目に付く。人を描いた作品もあるけれど、多くは人の気配や暗示をさせるような形で直接人を描かない。そんなイメージ。あと描かれている空はどんよりとしている(灰色や薄灰色)こともあって全体的に暗い、あるいは静謐なイメージが立ち上がってくる。これはもしかするとオルソン・ハウスなどニューイングランドを描いた作品だけかもしれない。オルソン・ハウスも最後?の作品である「オルソン家の終焉」では空は少し青く、海?の青と沿岸を覆う緑の木々で一転、明るく見える。

室内の絵は、ヴィルヘルム・ハマスホイを彷彿とさせられる。直接的に人を入れた絵画も好きだけれど、人が描かれていないにも関わらず人の気配がする絵画も大好きだ。

出展作品の多くに、「丸沼芸術の森」所蔵とあり、こういう場所があることを知らなかった。そのほかにも日本の企業や美術館など、日本からの出展が多く、ワイエス作品は日本においてもそれなりの数が所蔵されているのだということを知った。