2025/04/27

日録

奥多摩駅近く

 

「東京富士美術館所蔵 西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで」展

 

西洋絵画のコレクションがすごいとの話を聞き、たまたま奥多摩に行く用事があったので、八王子に立ち寄り、東京富士美術館に行ってきた。創価学会が設立した美術館なので、創価大学や創価学会の宗教施設に囲まれた中に存在する。収蔵品展「西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで」の感想は、すごいの一言。クラーナハ、ブリューゲル親子、ラ・トゥール、フラゴナール、ブーシェ、ドラクロワ、ターナー、アングル、モネ、マネ、ルノワール、ピサロ、ダリ、デ・キリコ、マン・レイ、ウォーホル、リキテンスタイン、キース・ヘリング・・・。ルネサンス期から現代までの西洋絵画の有名どころの画家の絵が展示してあった。ミュージアムショップで購入した収蔵品の図録(「珠玉の東京富士美術館コレクション」(初版2019年、第二版2021年))にはもっと多くの作品が掲載されており、展示されていたのはほんの一部であることがわかる。

今回は収蔵品展と同時に「《タヴォラ・ドーリア》特別展示」も見ることができた。フレンツェのヴェッキオ宮殿の内部両側にミケランジェロとダ・ビンチがそれぞれが未完となってしまったが制作していたことで有名なやつね。

また、西洋絵画ではないが、岩合光昭さんの猫の写真展(「岩合光昭の日本ねこ歩き」)もなぜか開催されており、そちらはとっても和みました。

オンラインチケットで大人800円でこれら全部を鑑賞できるのはすごいが、惜しむらくは、交通の便がとっても悪い。。

2025/04/20

「藤田嗣治 7つの情熱」展

 

SOMPO美術館で開催されている「藤田嗣治 7つの情熱」展に行った。7つの情熱とは、「自己表現」「風景」「前衛」「東方と西方」「女性」「子ども」「天国と天使」で、この分類に沿った展示。藤田の展覧会に行くのは、国立近代美術館(MOMAT)で2006年にやっていた藤田展以来だ。MOMATでやっていたものは、収蔵品でもある戦争画など大きな作品も展示されていたが、今回の展示は比較的小サイズが多く、版画作品なども多かった印象。藤田といえば、特徴ある子どもや女性の人物画や猫を思い出すが、今回はなんと犬の作品(それも単独で描かれた)が一点展示されていた!

2025/04/12

2025/04/06

ジュリー・Z・ミュラー / 松本裕 訳「測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか / The Tyranny of Metrics」

 


KPIを設定して〜、みたいな数値評価が世の中流行っているけれど、その弊害をとうとうと分野や例を挙げて訴え、数値評価を行うことを検討する際に、対象が有益かどうかのチェックリストもついている。

測る数値が人を介するものであるならば、その数値を「作る」人の意思によって意図せずとも改竄されるし、そもそもその測定項目が、評価の目的に合致するものでなければ、パフォーマンスは違う方向に発揮されるよなあ、と納得の内容であったけれど、その主張をくどいほど展開する著者の(目的に合わない割に手間とコストが大きい)数値評価への恨みが伝わってくる。

2025/04/05

「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」


 映画「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」(@TOHOシネマズ池袋)を観た。朝9:00の上映回で春休みも終わりの週末ということで、もう観たい人は観てしまったのか、観客はまばらだった。昨年の「」は音楽だったけれど、今回は絵をモチーフにした物語。と言っても、絵の中に入っていけるという仕組みの中で、いつもの誰かを助けていく的なストーリライン。冒頭の方で、有名な絵画作品なんかも登場はしていたけれど、話の内容的には絡むことはない。もう少し、特定の有名な絵画にまつわる話にしても良かったのではないかと思う。

尚、ドラえもんの映画45周年らしい。

2025/04/03