2023/03/21

「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」展

 


国立西洋美術館で開催されている「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」展へ行く。今日は今朝からWBCの準決勝でメキシコ対日本戦をTV観戦して、9回裏の日本の劇的な逆転勝利の興奮も冷めやらぬうちに美術館へ。フランスのブルターニュはフランスの中で少し異国を感じる場所であったらしい(少なくとも19世紀末あたりでは?)。彼の地の風景や風俗を描いた画家を特集している。図版も購入したが、まだ読んでいない(これからじっくり読もう)。私的に一番面白かったのは、ゴーガン。初期の絵は印象派している、が、のちにはあのゴーガンの絵になっていた。

2023/03/11

深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ

 

東京都写真美術館で開催されている深瀬昌久の回顧展を観に行く。深瀬の写真集「父の記憶」は私が写真を初めて間もない頃、一番最初に衝撃を受けた写真集だった。今回は回顧展ということで、各作品テーマごとに分類された写真が集められて展示されていたため、どうしても一つ一つのテーマの写真は内容(枚数)も薄く(少なく)なってしまって残念だった。回顧展という性格上仕方のないことだけれど。家族の写真などはもっと多くあると、その中に写る、もしくはどうしても感じてしまう時間(時の流れ)とその行き着く先の死や離別をもっと感じることができただろう。図録も購入したが素晴らしい。彼の写真集は、ほぼほぼ古本でしか手に入れることができなくなっている現状を考えるととてもリーズナブルだ。