2022/06/26

映画「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」


映画「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」をやっと観た(アマゾンプライム)。非常に面白いドキュメンタリーだった。13万円で買われた絵画が最終的に510億円になり、そして所在不明になる。値段が吊り上がる過程で、利用される美術館・アカデミアの権威たち、そして国家を巻き込みながら、まるでババ抜き(当人たちはジョーカーだと思っていないが)。あまりに有名な作者の絵は観るだけで十分だな、と。

2022/06/25

藤岡亜弥 写真展 「アヤ子江古田気分」


2B Channelで紹介されていた、藤岡亜弥 写真展 「アヤ子江古田気分」が田端のギャラリーで開催されていることを知り、ノノさんをつれていく。藤岡さんご本人も在廊されていろいろお話を伺うことができた(ノノさんの相手?をしていただいた)。「さよならを教えて」、「川はゆく」などの写真集も販売されていたが、新刊「アヤ子江古田気分」「my life as a dog」の2冊組+妹さんが描いた肖像画のポスターなども入ったサイン本があったので、そちらを購入。

隠れ名画の散歩道

 


最近お気に入りのマリー・ドニーズ・ヴィレール(Marie Denise Villers)の絵が表紙だったので思わず購入。内容は、作者の千足伸行さんが気になる絵画を紹介しているもの。いわゆる有名絵画を並べて解説したものではないため、私のような素人だと作者の名前も知らないことが多かった。でも気になる1枚があったら、そこから作者の他の作品を調べたりしていく「出会い」がある。私はリカルド・ベリのが気になっていろいろ調べてしまった。

2022/06/18

ルカス・クラーナハ 流行服を纏った聖女たちの誘惑

 

最近、ルカス・クラーナハ(Lucas Cranach)の絵(特に女性裸体画)が気になってしようがない。画集でもないかと調べてみて、新刊で変える本ということで「ルカス・クラーナハ 流行服を纏った聖女たちの誘惑」を購入。

特に気になっているのは、「パリスの審判」。いくつか作品があるがメトロポリタン美術館とコペンハーゲン国立美術館の収蔵品が個人的には好き。

彼の描く絵は、写実性に富むというより彼のスタイルの絵というか、女性もよくみるとどの絵も(肖像画ですら)同じような顔の形をしている。少し釣り目でつまんだような鼻、口はおちょぼ口というか。立像の場合はS字、旨は小さく、お尻の幅より大腿部の幅の方が大きい。でも不思議な魅力がある。


2016年に国立西洋美術館で展覧会をやっていたようだ。当時は全く知らなかった。残念。

なお、https://lucascranach.org/にデジタルアーカイブが豊富にある。

2022/06/11

西洋美術解読事典 絵画・彫刻にける主題と象徴


 私のような西洋絵画(特に宗教画)の初心者には、アトリビュートがよくわからない。そのため「西洋美術解読事典 絵画・彫刻にける主題と象徴」を購入。通読するというよりは、調べたくなったときに該当部分を読む使い方を考えているけれど、パラパラとめくって読んでみても面白い。

ただ、事典というタイトルだが、あかさたなの区切りが本の横側(背表紙の反対側、小口?というみたい)にインデクスも印刷されてないため、非常に検索しづらい。そのため、写真のように自分でインデクスをつけてみた。





チャートで読み解く 美術史入門

 


チャートで読み解く 美術史入門」。ルネサンス、印象派などの西洋美術から日本の美術まで、芸術家間の関係や、流派の関係などをチャートとしてまとめたもの。その時代時代の美術を俯瞰して把握するのにうってこい。わかっている人には不要だと思うけれど、初心者にとっては、机のわきに置いておき、ふと気になったときにぱっと調べるのによい本だと思う。

東京藝大で教わる西洋美術の見かた

 


東京藝大で教わる西洋美術の見かた」タイトルにある通り、東京藝大の先生による藝大生向け美術史概説の授業を一般向けの教養本としてまとめたもの。

主に西洋絵画について、網羅的ではないが有名どころの画家の作品について、構図や他の画家の作品とのつながりなども含めて解説していて、作品の背景を含めて教養を得られる感じ。