ZEIT-FOTO SALONの石原悦郎に関する書籍、「1985/写真がアートになったとき」、「写真をアートにした男」の2冊を読んだ。前者は石原が日本で初めて(有期ではあるが)設立した写真美術館(つくば写真美術館)について書かれたもの。後者は石原と彼がオーナーであった写真専門ギャラリーZEIT-FOTO SALANについて書かれたもの。私自身はZEIT-FOTO SALAN自体、名前は聞いたことはあったが結局訪れる機会がなかった。
これらの本を読んでまず思ったのは、石原のコミュ力のすごさ。世界中の写真家と知己を得るすごさや写真家だけでなく、写真にまつわる関係者との交流の広さに驚かされる。本当にすごい。一体どうやってここまでの縁故を得ることができたのだろうとうなされる。卑俗な私は札束でぶったたいたのでは?と一瞬考えてしまった。それにしても、ギャラリーを設立して運営するとなるとそれなりの初期資金・運営資金が必要になると想像するのだけれども一体どのように用立てたのだろう。資産家だったのかしら?、想像もつかない。

