何年かぶりに、「写真新世紀 2021」を見に行った。今年で最後だそうだ。だからというわけではないと思うけれど、こんなにこじんまりしていたっけ?という印象。動画も多く、またインスタレーションぽいものも多い。いわゆる普通の額にプリントした写真を入れて・・・というものは少ない。もう単なる写真としてはやりつくした感じなのだろうか。(デジタルになって、スライドショーが簡単にできるようになったのは良いと思う。)今日時点ではまだグランプリは決定していないので予想してみると、僕は光岡幸一さんの「もしもといつも」。渋谷の写真の上に渋谷川の泥を絵具的に塗った作品。色彩も派手で、作品サイズも大きいこともありとても迫力がたあった。個人的に気に入ったのは、佳作の綱川陽介さんの「RALLY]。花の写真だけれど、現代アートっぽい作品が多い中、いわゆる写真でほっとしたところもある。
イマドキの野生動物
東京都写真美術館でやっていた宮崎学の「イマドキの野生動物」も観てきた。軽い気持ちで動物写真を見ようというくらいだったが、”死を食べる”のシリーズの写真は自然の食物連鎖・生の循環をまざまざと見せつけられた、とても迫力のある写真だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿