2017/06/11

思考の整理学


帯に「東大・京大で1番読まれた本 3年間で113刷218万部」というコピーが踊っている。どうやって、思考を醸成させるか、といったことについて、いくつもの方法論がエッセイの中で語られている。僕はあまりこの手の本は読むことが少ないのだけれど、なぜか書店で手に取り購入して読んでしまった。
著者によると考え事は、そのこと一つをずっと考えているより、熟成(寝ておかせる)期間が大事なのだそうだ。
また、あとがきの"I think"(である)と"It seems to me"(であろう)の違いとしての、「思う」論はなるほどと思った。確かにあまりアメリカ人は"think"という言葉を使わないような気がする(一方われわれ日本人はつい使ってしまう)。日本語の「思う」に似た言葉としてmethinkという言葉がシェイクスピアの時代にはあったようだけれど。

0 件のコメント: