2011/05/07

2011/05/07

[PHOTO] 日録

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[BOOK] 三陸海岸大津波

311の震災をうけて、よく読まれているということなので読んでみた。三陸一帯を襲った明治29年、昭和8年、昭和35年(チリ地震)での大津波の記録(人々の記憶)をまとめたルポである。昨今311の震災とその後の事故についてよく「想定外」という言葉を耳にするが、この本を読めば、過去に起きた出来事をきちんと調べていれば、大津波について何も想定外のことなどないことがよくわかる。また、人々の忘れやすさや、根拠のない安心感というものが災害での被害を大きくさせていることもよくわかる、今回の震災でもそうだが田老村(町、地区)や福島第一の出来事などがよい例だ。津波の速度が秒速160メートル(約600km/h)にもなるが、多くの場合、地震の直後に間髪をおかずに津波がやってくるわけではない、テクノロジーだけに頼っhていては、「想定外」には対処できない。面倒くさいし、大変だけれども、人々の日頃の心構えや訓練において、自分の足で稼げる安全が重要ということか。

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