[PHOTO] コレクション展「こどもの情景−戦争とこどもたち」
東京都写真美術館の所蔵品の中から「子供と戦争」のテーマに沿った写真を展示したもの。戦争によって犠牲になるのは弱い子供達、しかしそんな中にも笑顔を見せる子供達といった意趣を感じた。
これらの中に太平洋戦争中の米国での日系人収容所の写真が何枚かあった。子供とは直接関係ないが’自国民’の一部を隔離していることの異常さを改めて感じた。
[PHOTO] ジョセフ・クーデルカプラハ1968
クーデルカのプラハの春を撮った写真。僕にとっては40年前の歴史上の出来事にすぎなかったが、これらの写真群を観ていると現実感というかライブ感というか、時空を越えて今起きていることのように感じた。今現在、中東などで似たようなことが起きているからなのかもしれないが。それにしても、プラハの春や天安門事件の頃にインターネットが存在していたらどのように事態は進展したのだろうか。
[PHOTO] 第36回 JPS展 日本写真家協会展
写真愛好家を対象にしたフォトコンテストの展示会。上記2つの写真展を観たあとにここに展示されている写真を観たが、正直陰惨な気分が晴れてほっとした。展示されている写真は、カメラ雑誌の読者投稿欄に掲載されているようなものと言えば理解できるだろうか。特に統一的なテーマがあるわけでもないので、展示自体はごちゃごちゃしている。内容的には玉石混交だが、どれもプリントの質がおそろしく良い。こういうコンテストに入選するような写真はプリントの質がかなり(自分でやるにしろ、業者に頼むにしろ)高水準にないとダメだということはわかった。