2010/09/12

2010/09/12

[BOOK] 古代文明と気候大変動

人類の運命を変えた二万年史というサブタイトルがついてブライアン・フェイガンの著。この前読んだ、同じ著者の「歴史を変えた気候変動」と同じ趣向の本だが、こちらの方が古代文明に特化した話で、文献などが残っていない時代であるだけに、これらの気候変動による歴史の影響について説得力があり、面白かった。人類史は気候変動に間接的にせよ影響を受けてきたと思うけれど、それはおそらく現代の文明圏に住む人々にもあてはまる。問題はどのくらいその影響を小さく抑えられるようになってきたのだろうか。それとも、古代の人々と同じ程度に脆弱なままなのだろうか。

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