[PHOTO] 日録
[PHOTO] コレクション展「旅」第3部「異邦へ 日本の写真家たちが見つめた異国世界」
コレクション展「旅」 第3部(11月23日まで開催)。3部シリーズの中で一番面白くなかったかもしれない。日本の写真家が撮った外国の写真ばかりを集めたもの。中には個々の写真(家)としては興味深いものもあったが、写真がただ外国というだけで展覧会全体としてあまりにまとまりがないように思える。写真家といえどもあまりに”外国”っぽく、絵になりそうな写真ばかりをとってしまうということが趣旨ではないであろうに。その中では、桑原甲子雄の満州の写真は、一時”日本”となりかけたところという意味でも自分達の歴史の一部として見ることができて面白かった。
[PHOTO] 北島敬三 1975-1991コザ/東京/ニューヨーク/東欧/ソ連
北島敬三のスナップショット集。コザやニューヨークの写真は、圧倒的。まさにスナップショットのパワフルな凄さを感じさせる。いったい、この写真を撮った後にトラブルに巻き込まれなかったのだろうかというような気迫の迫るショットが迫ってくる。これらと東京の写真は、まさに人間が根源的にもっている(現実に見ようとすると危険を感じるため、常人では行くことに躊躇してしまうような場を、当人に代わって撮影して見せてくれるという意味の)野次馬根性を刺激させるものがある。それとは対照的に、ソ連の写真はきちんと人物を正対させ撮影していたり(予め撮影許可をとって撮影していると思われる)、東欧の写真はノーファインダーで撮ったと思われるショットばかりで少々趣きが異なる。
[PHOTO] 心の眼 Mind’s Eye稲越功一の写真
稲越功一の写真は今回初めてまとまった形で見た。モノクロームの写真が多かったが、僕はどちらかというとカラーの作品の方が良かったと思う。
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