[BOOK] 足利義政と銀閣寺
現代日本人の文化習慣に直結する、いわばご先祖ともいうべき東山文化の担い手である足利義政を述べた本。何かを行うことによる影響とは、必ず二面性があるといわれるけれども、この政治的には優柔不断だった男の芸術面での美意識が、東山文化ーキンキンキラキラな装飾過多なものよりもモノクロの質素であるが力強いモノを好むーを生んだことは皮肉にも感じる。ただし、けっしてその時代の庶民なんぞに生まれたくはないが…。
[BOOK] ローマ亡き後の地中海世界(下)
上巻に引き続き、発売されたので読む。レパントの海戦以降の地中海というのはなぜ歴史の主役たちの座から降りてしまうことになったのだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿