[PHOTO] 日録
経済のことはよく分かりませんが、リーマン・ブラザーズが破産し、メリル・リンチがバンカメに救済合併され、ダウが504ポイントも下がるなんていう事態になりこっちは大騒ぎになっている。大統領選が間近に迫ってきているこの時期に政権交代の空白から後手後手にならなければよいけれど。もっとも、10年前の極東の島国の失敗なんかをきちんと学んでいるはずだから(?)状況に対処する準備はできていると思いたいけど、どこかの国の無策な政治家たちとは違って。。。
[BOOK] 延安 革命聖地への旅
リービ英雄の最新随筆。中国共産党の革命聖地である延安。著者が言うところの大陸の「絶対的周辺」の旅を綴ったもの。”グローバル化”以前を多々残す現地(人)と著者との擦過、著者自身と数十年前の外国人ジャーナリストとの重なり。。。それにしても、経済発展云々はあるけれどもやっぱり中国は(古来より)農民の国であることを再認識させられた。
[BOOK] 仮の水
こちらはリービ英雄の最新小説。同じく中国を舞台としている。彼の出自と中国における非主流でありながら壮大な歴史を背負った少数民族とを絡めている。以前にもこのテーマの小説があったと思うが彼にとってはアイデンティテイの問題は重要なテーマの一つなのだろう。
[BOOK] マダムだもの
小林聡美のコラム。ま、僕もこういうものをたまには読むのです。1時間くらいで読めます。時間つぶしにはもってこいです。
[BOOK] かもめ食堂
この小説を原作とした映画を友人から薦められていたけれど、まだ見ていないなぁ。
[BOOK] 人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」
人類進化史というのはちょっとした発見でまだまだ定説がいろいろ変わってしまうという印象があるが、2005年と比較的新しいこの本を読んで僕の知識もアップデートできたと思う。ネアンデルタール人とクロマニョン人は”交流”はあったが、遺伝的交流はなっかたそうだ。
[BOOK] 風呂と日本人
風呂にこだわり、主に日本各地の風呂の歴史を探求した本。
[BOOK] 宗教 vs. 国家
フランス(フランス革命の普遍的意味を汲み取るなら世界的に)における”政教分離”や”〜の自由”といったものは何から勝ち取ったものであるか。それはカソリックからの自由ということが基調にあることを知った。その意味で近年のかの国におけるイスラムのスカーフ論争とはどういう問題であるかということが、新聞などで伝えられているキリスト教徒対イスラム教といったような単純な問題でないことが理解できた。本書でこの辺りの問題を述べるに当たってビクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」が取り上げられていた。今度読んでみようと思う。
[BOOK] 沈黙のファイル 「瀬島龍三」とは何だったのか
瀬島龍三を通して昭和の裏面史を語ったもの。サヨク的に言えばやはり日本は戦争の総括を自らの手で行っていないことはいろいろな意味で今後の禍根を残したと思う。
[BOOK] 田中清玄自伝
田中清玄という人をこの本で初めて知ったがなかなか面白かった。古豪のような印象を受けるが、一方で明らかにいわゆるイデオロギーに対する酩酊体質なのだろう。
[BOOK] 「知」の欺瞞
いわゆるソーカル事件の元になった本。人文科学、社会科学、哲学なでどれほど誤った文脈で故意にその論文の権威づけなどのために(本来の科学的正しさとは何の関わりもなく)利用されてきたかが告発されている。これでもかというくらいに例証されていたけれど、全部読む必要はおそらくなくて、まあ流し読めばいいかな。
[BOOK] 大人の見識
阿川弘之による大人の見識ということだけれど、内容的にはイギリス紳士の矜持であるとか、旧日本海軍の伝統なんかを述べた本。
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