2005/06/12

2005/06/12

ワークショップ モダニズム写真の技法「ソラリゼーション」

東京都写真美術館での上記ワークショップに参加してソラリゼーションと呼ばれる技法を体験してきた。ソラリゼーションとは「現像の途中で過度に露光を加え、明暗部を部分的に白黒反転させる技法」(引用:東京都写真美術館ウェブページ)。部分的にというのが重要で、白と黒の部分をのぞいた薄いグレーから濃いグレーまでの部分を反転させるもののようである。

写真はものの見方をどのように変えてきたか 第2部 創造 CREATION

ワークショップ終了後、同美術館で開催されている「写真はものの見方をどのように変えてきたか 第2部 創造 CREATION」を観た。これは「第1部 誕生 ORIGIN」に続くもの。写真史でいうとピクトリアリズム(絵画主義)から自然主義そしてストレート写真までの19世紀後半から1930年代までを扱ったもの。 ピクトリアリズムはプリント自体が写真とは思えなく、まさに絵であったがその後のPeter Heny Emersonの自然主義写真をみてもプリント自体はピクトリアリズムと違って写真であるが、構図そのものはどこかで見たような絵画を思い浮かべるものであった。でもこういう風な写真は自分も構図に凝り出すと撮ってしまう。改めて、こういう歴史的な流れで見ていくとやはり”写真”とはちょっと違うという印象を受けざるを得なかった。今のスナップとは違う偶然ではなくあらかじめ考えられた表現というか。

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