東京都写真美術館にて開催されている「写真新世紀展 2017」を観てきた。
公募も今年で40回目だそうだ。グランプリはTrond Ansten & Benjamin Breitkopf(トロン・アンステン/ベンヤミン・ブライトコプフ)の「17 toner hvitt」(Google翻訳によると「17 tones white」の意味らしい)。キャノンの一眼レフは最近ビデオ機能が推しだからというわけではないだろうけれど、写真ではなく動画の作品。言葉にならない不思議な作品だった。
展示されていた作品のなかでは、「写真」(スチル)としては宮下五郎「WINDOWS」が面白かった。手法としては特に新しくはなさそうだけれど、駅で(おそらく)中央線の列車の窓を写した作品。窓を覗き込むといった方が良いかもしれない。電車の中に乗っている人が、乗車している時間をどのようにつぶしているかを想像しながら見ているだけでも楽しかった。