2016/10/30

ピカソになりきった男


ピカソ、ダリ、・・・アート市場で高値でやりとりされる画家の贋作を作っていた男の自伝のようなもの。結局アート市場では、高値で取引できる商品を作って行くことだけが市場を取り巻くディーラーの興味ではないかと感じる。例え贋作でも、いったん鑑定家に本物であるとお墨付き(証明書)をもらえば、それは「本物」となり高値で取引される。そういった言わば、商業主義というよりもペテン師の集まりがアート市場であるとの印象を受けた。
本人は、その作家の「作品」を作成しているときは本人になりきり、己を消失しているといった境地は興味を引く。しかし結局物事はエスカレートし最後は逮捕・有罪に至ってしまった。

2016/10/23

日録


天の血脈


安彦良知の漫画。虹色のトロツキーと同じように、最終巻である8巻の終わり方があまりにも唐突すぎる。内容的には、明治の韓国併合前の話と古代の話が入り混じって進行していたが、話はまだまだ続けられそうなところでいきなり終わらせた感じを強く受けた。打ち切りだったのだろうか。

2016/10/16

2016/10/02

音楽の基礎



今更ながら、音楽理論(規則)をきちんと知りたくてこの本を手に取った。
が、「音楽の基礎を一般向けに解説した」とある割には、広く浅く網羅的に記述されているせいか、頑張って最後まで読んだけれども、ちっともわかった気がしない。もう少し優しくものか一部(たとえば、音階だけ)に絞ったものを探してリベンジの必要性を感じた。