[PHOTO] 日録
サンタモニカの3rd. street promenadeを散歩。とても賑やかでストリートには大道芸人がたくさんいた。
[BOOK] イスタンブール 思い出と この町
オルハン・パムクの思い出を中心として描かれたイスタンブールについての自伝的作品。僕自身未だ訪れたことのないイスタンブールだが、著者の思い出とともに想像して読むことができた。また収録されているたくさんの写真だけを眺めていても楽しい。
[BOOK] 歴史人口学で見た日本
宗門人別改帳など通じて江戸期の人口の実態を述べた本。単に日本全体としての人口増減ではなく、地域の人口移動の様子も説明されていて興味深かった。 また、時代が下るにつれ、農業において家畜を用いずに人間が多くの作業をやるようになってきた。つまり労働集約型で労働時間を増やすことによって生産量を増やしていったらしい。それを支えた倫理が「労働は美徳」であったという著者の指摘は面白い(逆にヨーロッパなどでは、プロテスタンティズム以前は資本集約・労働節約)。
[BOOK] 江戸城 - 本丸御殿と幕府政治
江戸時代の江戸城の間取りと幕府内での役職について、沢山の図表によって説明された本。新書であるから一般向けの本だと思われるが、だらだらとした部屋と役職の位置付けの説明が続き正直あまり面白くなかった。かといって江戸期全てを細かく網羅しているわけでもないので専門家向けでもないだろう。 まあ、江戸幕府というものがいろいろな細かく役職・身分を分割し序列化した現代人からしたらとても面倒な時代であることは再認識させられた。
[BOOK] バカの壁
バカの壁ブームも一段落したようなので手にとってみる。口述筆記をもとにしているだけあってとても読みやすく、すぐに読める。ちょっとした人生訓のトリビア的なものが満載しているので人気がでたのだろうか。「おじいさん”が”〜」と「おじいさん”は”〜」の違い(前者が’a’で後者は’the’)の意味であるとか、「サラリーマンは給料の出所に忠実な人であって、職人は仕事に忠実な人」などはなるほどと思った。
[BOOK] 超バカの壁
「バカの壁」の続々編。内容はバカの壁と同じで人生訓のようなもの。これもとても読みやすかった。
[BOOK] そして殺人者は野に放たれる
刑法39条を理由にして凶悪犯罪を犯した者がいかに(例えその精神の平衡状態を失なった原因が覚醒剤であっても)無罪(もしくは起訴すらされない)になっているかということを指摘した本。これを読むといかに精神鑑定なるものがいいかげんなものであるのかということを実感させられる。必読。
[BOOK] 累犯障害者 獄の中の不条理
「そして殺人者は野に放たれる」が、精神疾患を隠れ蓑にした犯罪逃れについて述べた本であるならば、この本は保護や適切な医療を受けるべき精神疾患者が受けられず刑務所に入れられいるという実態を告発した本。この2冊は同時に読むべきだろう。これも必読。