[BOOK] 人生の短さについて
つまるところ「中庸」を解いた文章に思えた。位人臣を極めたセネカに言われてもなあというのが正直な印象だった。以上。
[BOOK] 肖像写真 — 時代のまなざし
多木浩二によるナダール、ザンダー、アヴェドンという時代の異なる写真家の撮影したポートレートについて述べている。写真という言葉以前の、言葉にならない視覚だけの直感においても、人間個々人を表すパーツとして顔というものが如何に重要であるかが感じられた(でも、肖像写真ってそれだけじゃないと思うけれど、その話はまたいつか)。
[BOOK] 宗教とは何か 上 宗教批判をめぐる
[BOOK] 宗教とは何か 下 マタイ福音書によせて
新約聖書をタネに宗教学者の言説についての批判と、筆者の宗教に関する主張が述べられている。浅学な僕にはなるほどと思うことが多々あったが、これらについて無批判に受け入れてしまって良いものかの判断もつかないため感想は留保しておこう。